冬場の散歩へ
毎月、少し遠くまで出かけるようにしています。家からずっと歩くこともありますし、電車に乗ることもありますが、ともかく家に閉じこもっているのはよくないです。姿勢も、なんだか悪くなるような気がします。
高校生の頃から、僕は祖母のいる実家で過ごしていました。その家は、いまでは祖母の代わりに、当時の祖母と同じくらい年老いた両親が住んでいます。戦前からあった家だと聞いていますから、もう80年くらい経つのでしょうか。もちろん、その頃の日本人が使うために建てられているので、欄間が僕の鼻のあたりにくる高さしかありません。ですから、その家で生活していた頃は家の中でずっと腰を落として歩いていました。あるいは、炬燵にもぐったまま朝から晩までいることもありました。それでは体力も落ちますし、気力も萎えてきます。いま、「引き篭もり」と言ったりしますが、別に引き篭もっている人でも家の中でずっと自分の部屋で炬燵に潜り込んでいるわけではないでしょう。
0コメント